2010年12月03日
結婚とか・・・

先日、私の同級生が、結婚しました。(K君おめでとうございます。)
39歳で、初婚といいますと、今では、普通の事になりましたが、
昔からするとちょっと遅いですかね・・・まあ、最近結婚自体をする人が少なく
なっておりますので、なにはともあれ「よかった、よかった」・・・ということで、
江戸の結婚事情・・・庶民編であります。
_________________________________
「親は貧乏しても、娘はよいものを着て遊び回っている。嫁に行けば行ったで、亭主の稼ぎが少ないと
文句タラタラ。買い物頼むわよなんて、亭主をこき使うことばかり達者で、なにかというと、
自分が浮気しないことを恩に着せて、いばり返っている。ああ、なんて世の中だ」
・・・と、ため息をつくおっさんがいます。どこも同じだなあと共感する方もあると思いますが、じつは
これ、二百年前の江戸人の嘆きなんです。
江戸のカカァのオハコのタンカに、
「物見遊山もろくにさせず、着物も十分に着せちゃくれない。
女一人が養えぬくせに、それでも亭主かッ!!」
てぇのがあります。
いやはや、カカァ天下もはなはだしいようですが、江戸という地は概して人の気が強く、
「斬れるもんならバッサリやりやがれ」
と、侍にケツをまくる亭主には、これくらいの女房でなけりゃ、釣り合わなかったわけです。
頬をおさえて実家へ帰るような嫁さんは、江戸にはいませんでした。
今でも下町あたりでみかけそうな、親しみあるこれらの夫婦像は、熊さん八っつぁんの世界であります。
彼らは大家さんや町役人を仲介にたてて、簡単な見合いをしたり、「くっつきあい」という、
今で言う恋愛結婚をしたりと、現代の私たち、そんなに変わりありません。
(by杉浦日向子さん・・・一日江戸人より)
Posted by かず at
07:47
│Comments(4)