2010年11月03日
いつの時代も男心は、女性とか・・・
最近、男性のお化粧やお洒落に対する関心が高まっているようであります・・・
顔じゃないよ心だよ、とは長い間言われてきた男性に関する美意識ですが、
それでもやっぱり女の子はメンクイです。見目うるわしく、気立ての良い殿方であれば、
これに越したことはありません。
江戸は本来「武都」すなわち男の都で、当初は女性が大変少ない所でした。
後期には、男女の人口比は解消されましたが、
上流階級の男性が複数の女性を独占していたこともあり、
一般の間には、生涯独身の男性も少なくありませんでした。
そんなわけで、江戸では今以上に熱心に、女心を射止めるための努力がなされていたようです・・・!?
江戸でもてる男の理想像は、色白で細身の美男・・・当然お金持ち、
イメージとしては、歌舞伎の女形でしょうか、それとも細マッチョ・・・荒々しい江戸っ子には、難しい・・・
それでも、なんとかモテたいと思う人は、特技を身につけます。
今でもミュージシャンは女の子の憧れですが、
江戸の頃も唄がうまくて三味線の弾ける男の子がモテました。
音楽が苦手な人にはモノマネがあります。コンパなどで芸能人のモノマネをする男の子が
人気者になりますね。
江戸では、もっぱら歌舞伎役者のモノマネをしました。
ちょっと意外なのは、筋肉ムキムキのフトマッチョ系が江戸でもモテなかったことです。(今と同じ・・・)
「人力」が生活エネルギーだった江戸時代は、普通に暮らしていても、男のひとにはそうとうの筋肉が
ついていたし、町には褌一本で駆け回る肉体労働者も多かったので、ムキムキ肉体美には、
さほどの感動もなかったようです。
逆に色白のやさ男が希少価値としてもてはやされ、侠気が売りの博徒でさえ、真っ白なキズのない体を
自慢にしたといいます。(ちゃんとした博徒は、刺青をしてなかった)
こうして男の子たちは特技をならい覚え(こんな素人芸にしても各町内に稽古場ができた)
その上ファッションセンスや粋な会話を洒落本(当時の最先端スタイルブック件風俗小説件タウン情報誌)で研究しました。
江戸というと、とかく献身的な女性の姿が強調されますが、その女性を獲得するための並々ならぬ
努力についてはあまり語られていません。
女性にモテた江戸の男性が、同胞に授けた極意とは・・・
「惚れられようとはゆめゆめ思うな、嫌われぬことだけに専念せよ」・・・
なんともけなげでいじらしい男心です。

顔じゃないよ心だよ、とは長い間言われてきた男性に関する美意識ですが、
それでもやっぱり女の子はメンクイです。見目うるわしく、気立ての良い殿方であれば、
これに越したことはありません。
江戸は本来「武都」すなわち男の都で、当初は女性が大変少ない所でした。
後期には、男女の人口比は解消されましたが、
上流階級の男性が複数の女性を独占していたこともあり、
一般の間には、生涯独身の男性も少なくありませんでした。
そんなわけで、江戸では今以上に熱心に、女心を射止めるための努力がなされていたようです・・・!?
江戸でもてる男の理想像は、色白で細身の美男・・・当然お金持ち、
イメージとしては、歌舞伎の女形でしょうか、それとも細マッチョ・・・荒々しい江戸っ子には、難しい・・・
それでも、なんとかモテたいと思う人は、特技を身につけます。
今でもミュージシャンは女の子の憧れですが、
江戸の頃も唄がうまくて三味線の弾ける男の子がモテました。
音楽が苦手な人にはモノマネがあります。コンパなどで芸能人のモノマネをする男の子が
人気者になりますね。
江戸では、もっぱら歌舞伎役者のモノマネをしました。
ちょっと意外なのは、筋肉ムキムキのフトマッチョ系が江戸でもモテなかったことです。(今と同じ・・・)
「人力」が生活エネルギーだった江戸時代は、普通に暮らしていても、男のひとにはそうとうの筋肉が
ついていたし、町には褌一本で駆け回る肉体労働者も多かったので、ムキムキ肉体美には、
さほどの感動もなかったようです。
逆に色白のやさ男が希少価値としてもてはやされ、侠気が売りの博徒でさえ、真っ白なキズのない体を
自慢にしたといいます。(ちゃんとした博徒は、刺青をしてなかった)
こうして男の子たちは特技をならい覚え(こんな素人芸にしても各町内に稽古場ができた)
その上ファッションセンスや粋な会話を洒落本(当時の最先端スタイルブック件風俗小説件タウン情報誌)で研究しました。
江戸というと、とかく献身的な女性の姿が強調されますが、その女性を獲得するための並々ならぬ
努力についてはあまり語られていません。
女性にモテた江戸の男性が、同胞に授けた極意とは・・・
「惚れられようとはゆめゆめ思うな、嫌われぬことだけに専念せよ」・・・
なんともけなげでいじらしい男心です。

Posted by かず at 08:02│Comments(8)
│江戸の文化
この記事へのコメント
江戸ブログすごい濃い内容ですね
勉強になります
男のが圧倒的に多かったと聞いていますが後期に解消されるんですね
男のが多ければ、もてたいという悩みはきっと今より切実だったと
思います
ちなみにイタリア語受かりましたのでブログ見に行ってやってください
勉強になります
男のが圧倒的に多かったと聞いていますが後期に解消されるんですね
男のが多ければ、もてたいという悩みはきっと今より切実だったと
思います
ちなみにイタリア語受かりましたのでブログ見に行ってやってください
Posted by ゴンベ
at 2010年11月03日 09:32

このブログは歴史とは違い、文化とか風習の話なんでとっても面白いですね!
こういう話を先生がしてくれたら歴史の勉強が楽しめたと思います。
当時は遊びの種類も少なかったと思うのでどんなデートなのか興味津々・・・。
こういう話を先生がしてくれたら歴史の勉強が楽しめたと思います。
当時は遊びの種類も少なかったと思うのでどんなデートなのか興味津々・・・。
Posted by こうちゃん at 2010年11月03日 13:50
ゴンベさん
イタリア語、合格おめでとうございます。
男が、もてたいと思うのは、いつの時代も一緒です・・・はい(笑
イタリア語、合格おめでとうございます。
男が、もてたいと思うのは、いつの時代も一緒です・・・はい(笑
Posted by かず
at 2010年11月03日 17:40

こうちゃん
ありがとうございます。
そうですね~歴史の授業は、まるで流れ作業・・・
庶民の生活までは、教えてくれませんからね~(質問しても無駄)
・・・なるほど、デートですね、
一般の江戸少年の場合・・・
(両国あたりの見世物小屋や、寄席、茶店・・・)
商家の若旦那の場合・・・
(歌舞伎の桟敷席をリザーブして、
ひいきにしている料理人に、特注の弁当を作らせて食べる)
というところでしょうか。
ありがとうございます。
そうですね~歴史の授業は、まるで流れ作業・・・
庶民の生活までは、教えてくれませんからね~(質問しても無駄)
・・・なるほど、デートですね、
一般の江戸少年の場合・・・
(両国あたりの見世物小屋や、寄席、茶店・・・)
商家の若旦那の場合・・・
(歌舞伎の桟敷席をリザーブして、
ひいきにしている料理人に、特注の弁当を作らせて食べる)
というところでしょうか。
Posted by かず
at 2010年11月03日 17:59

私も苦労しております…
目指せ細マッチョ

目指せ細マッチョ

Posted by マツケン at 2010年11月03日 22:01
マツケンさん
目指せ細マッチョとは・・・まさか・・・
対マツジュン・・・
目指せ細マッチョとは・・・まさか・・・
対マツジュン・・・
Posted by かず at 2010年11月03日 22:50
昨日TV観てたら、時代は廻ってくると言ってました。
ファッションも、一昔前のものが今新鮮だったり!
人間の本質部分は変わらないって事なのかしら~
ちなみに、私も昔は男前が好きでした(*^о^*)
でも、年齢とともに嗜好が変わって・・・
それに、ドキドキときめく事もなくなりました~♪
ファッションも、一昔前のものが今新鮮だったり!
人間の本質部分は変わらないって事なのかしら~
ちなみに、私も昔は男前が好きでした(*^о^*)
でも、年齢とともに嗜好が変わって・・・
それに、ドキドキときめく事もなくなりました~♪
Posted by Fumy
at 2010年11月04日 15:30

Fumyさん
時代は、廻る・・・そうですね・・・
39年しか、生きていない私でも、たまにそう思ったりします。
ときめく事がなくなった・・・
・・・私もです・・・(笑
時代は、廻る・・・そうですね・・・
39年しか、生きていない私でも、たまにそう思ったりします。
ときめく事がなくなった・・・
・・・私もです・・・(笑
Posted by かず at 2010年11月04日 20:00