2010年11月21日
里芋(^o^)・・・おはようございます。

子は先へかたづく芋のにころばし (江戸川柳)
江戸期に芋といえば、おおむね里芋の事を指す。
にころばしは、煮っころがしの江戸なまり。句は、きめこまかくなめらかな口あたりの
小芋から先に食べられてしまうという寸描。里芋が、江戸庶民の食卓に頻繁に上がったのは、
近郊各所で、新鮮で柔らかく上質なものがふんだんにとれ、しかも値段が安価だったことによる。
江戸の中頃、米が一升百文以上のとき、里芋は一升わずか十六文、ぶっかけそば一杯の値段だ。
『by杉浦 日向子さん・・・大江戸美味草紙より』