とっかえべえ・・・江戸のリサイクル業者
今は、リサイクルの時代なんて言われますが、
日本には、元々資源が少なく、リサイクル業は江戸の昔から、ございました。
そのもっとも有名なものが、
「とっかえべえ」でございます・・・
とっかえべとは、古金属と飴とを交換して歩いた行商人のことですが、
この特色ある廃品交換業者の起こりについては、次の説があります。
正徳(1711~16)の頃、浅草田原町の住人、紀伊国屋善右衛門というものが、
故郷の紀州道成寺の釣鐘建立の為に飴と古銅を交換したのが始まりで、
その後、しばらくすたれましたが、
宝暦三年(1753)に神田小柳町の住人、甚右衛門が商いの仕方を工夫して、
大きな声で宣伝し・・・結果、大流行させたそうであります。
関連記事