海老蔵・かまわぬ?・・・

かず

2010年12月06日 20:44



酔い醒めのぞっとする時世に帰り    (江戸川柳)

酒はそこそこ好きなほうだが、いまだかつて前後不覚の経験はない。

したたか酔いつぶれて目覚めると、あの世から急転直下、生還したかのような、

あるいは、殻が割れ、はじめて外気に触れた、羽毛の濡れたままのヒヨコになった気持ちがするらしい。

酔生無死・・・新たなるあしたと、永遠の闇は紙一重。いつでも、酔い覚めに、かならず蘇ることが

出来るとは、かぎらない。深酔いは、無謀な漂流・・・

(by杉浦日向子さん・・・大江戸美味草紙より)

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