江戸っ子の生活費・・・

かず

2010年11月23日 21:17



江戸では、親子3人が1ヶ月1両あればぎりぎり暮らせたといいます。
(江戸中期頃・・・)
棒手振りと呼ばれる零細商人でも1日400~500文の稼ぎ(利益)がありましたので、

月の半分も働くと、一ヶ月の生活費がまかなえる事になります。

1両を6,000文として計算

①家賃400文(九尺二間)
②米代2,160文(1日6合×30日・6合=72文)注意:稼ぎの良い家は、1日8合
③銭湯630文 (大人8文・子供5文、計21文×30日)
④調味料代・光熱費1,000文(季節によって差異、月平均)
(実際は、もっとかかったみたいですが、そこは貸し借りでカバー)
⑤おかず代900文 1日30文として(30文×30日)
(24文で鮪の切り身が、3人で食べきれない程買えた、蛤一升20文、納豆が丼に山盛りで8文)
⑥床屋288文 1回24文×12回(一人4回)

合計5,378文・・・残622文(普通であれば、蓄えますが、江戸っ子なので酒代になっていたでしょう)

まあ、これはぎりぎりの生活をしていた江戸っ子の場合で、

地方出身の職人さんとか、大店の手代さんなんかは、もっと良い生活をしていたと思います。


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