武士とは、なんぞ・・・?????

かず

2010年12月19日 16:44

武士とはなにか(江戸の武士を語るのは難しい・・・)

ベストセラーになった神坂次郎氏の『元禄御畳奉行の日記』(中公新書)に代表されるように、

江戸時代の武士は現代のサラリーマン像に似通ったものとしてとらえられることが多い。

資料を読んでいても、今と同じだなと感じる事例が少なくない。しかし、歴史学の立場から見た場合、

そのような表面的な類似をあげて、現代風にとらえることには問題がある。

何が問題かというと、類似をあげる方法には、それぞれの社会の枠組みに対する認識が欠如しやすい

からである。武士の行動は、江戸時代の体制や社会や観念の中で理解していかなければならない。

たとえば、「武士道というは死ぬことと見付けたり」という一文であまりにも有名な『葉隠』も、

言葉通りに「死に狂いの美学」などととらえるとすれば、著者山本常朝を理解したことには

ならないであろう。

・・・と、『江戸時代を「探検」する』という本で、山本博文教授は、こう書いております・・・

私は先日、最後の忠臣蔵に寺坂吉右衛門役で出演の、佐藤浩市さんと

瀬尾孫左衛門役の役所広司さんのインタビューを聞いていて、

この一文を思い出しました。

両者は、

「現代では、とても理解しがたい武士のモラル・・・武士の道徳・・・だが理想的で感動すらおぼえる・・・」

と語りましたが・・・

・・・そうなんです。江戸時代の武士は、現代人では、とても理解しがたいもので、

特殊な、武士道徳の上に、なりたっていました。

たとえば、時代劇で、よく見る場面・・・武家の母親が、息子に対して、

「いつでも、武士らしくふるまいなさい」などと言いますが、

武士らしくとは・・・?(ちょっと、自分なりに考えます・・・)

主君に対する忠実な行い・・・今で言うと会社・家族???だいぶズレますね・・・

仰情の習い(忍耐すること)・・・耐えがたきを耐え、忍び難きを忍ぶ?(ダイエット中は、耐えたかも?)

信義を守る・・・相互に相手方の信頼を裏切らないよう行動・・・これは、なんとなく解ります。

死を惜しまぬ勇気・・・う~ん、勇気は、解りますが、「死」とまでいくとちょっと無理ですね・・・

質素な生活・・・今のように物が有り余った時代では、とうてい無理です。
                 (心がける事は出来ても・・・本当の質素が解らない・・・)

・・・・・・・・・・・・・む・つ・か・し・い・・・・・・・

江戸時代の武士は、これらの事が、生活、行動、思想、言動すべてにおいて基本となっておりましたので、

現代のような平和な時代に育った私達では、理解しにくいですし、今と比較もできません。

・・・私にも、「なんとな~く」としか、理解できないものを人様に説明する事など、

とうてい出来ません・・・が

ちょうど・・・

昨日から、「最後の忠臣蔵」公開されましたね、

・・・死にたくても、死ねなかった、二人の赤穂浪士の葛藤・・・

これを観ると、江戸時代の武士の実態が少しは、解るかも?です。





説明が、できなくてすみませ~ん(^^;