漬物って塩加減・・・
おはようございます。
漬物って、塩加減が大事ですよね、
おかずの少ない江戸時代も、漬物の味はとても重要でした。
家康が、駿府城に隠居をして間もない頃のおはなしです・・・
当時、駿府城の台所を預かっていたのは、坂浄慶
近頃、その浄慶の評判が、奥女中の間で、非常に悪い
家康がそのわけを、奥女中たちに尋ねると、
「大根の漬物の塩が辛すぎますので、もう少し加減をしてほしいと、
浄慶殿に頼んでおりますが、一向に聞き入れて頂けません」とのこと・・・
由来、食べ物の恨みは怖ろしい・・・
気を使った家康は、浄慶を呼び、奥女中たちの願いをかなえるように命じた。
ところが浄慶は首を縦に振らず、逆に
「今の味でもたくさん食べますのに、もし女中衆の好みの塩加減にしたなら
どれほど食べられるかわかったものではありませぬ」・・・
すると、家康は、にっこりとうなずき、
「そちの良きようはからえ」と言ったといいます
結果、漬物の味はついに変えられなかったそうです・・・
こんなやりとりが、ホントにあったのかは、わかりませんが、ちょっと笑えますね・・・