糖新生について・・・筋肉燃焼???

かず

2010年08月16日 17:50

昨日、朝のブログで筋肉燃焼と書きましたが、間違っておりました。

お許し下さい。本当は、「糖新生」というそうです。詳しくは、以下のとうりです。


人間は糖質・脂質の順番にエネルギーとして利用します。
糖質(炭水化物)が常に体に少ない状態だと、それだけ脂質(脂肪)がエネルギーとして利用され易くなります。
この原理を利用し、炭水化物を制限し、脂肪燃焼を促進するのが低炭水化物(ローカーボ)ダイエットです。
しかし低炭水化物ダイエットには、同時に闇の部分が存在します。

上記のとおり脂質は糖質に比べエネルギーになるまで時間がかかり、毎日どこかの時間帯でガス欠状態が発生します。
このガス欠状態が慢性的に続くと、糖分しかエネルギーに出来ない脳は「栄養失調状態にある」と錯覚します。
この結果、エネルギー確保の為、何と蛋白質を分解し始めます。
蛋白質と言っても内臓を分解する訳には行かないので、狙われるのは筋肉です。
このように、筋肉を分解してエネルギーを作り出す事を「糖新生」と言います。
糖新生が起きると、エネルギー最大の消費工場である筋肉が削られて行くので、太りやすい体になります。
また、糖新生の際には副産物としてケトン体が作られますが、肝臓はこれを処理できません。
このケトン体は体臭の原因になります。
更に、ケトン体が溢れ出すと体が酸性に傾く「ケトアシドーシス」になりますが、こうなると尿結石のリスクが高まります。

炭水化物を減らす事はダイエットに効果的です。
その分摂取カロリーが減りますから。
しかし、完全に無くすと弊害があります。
毎食白米50g前後、お茶碗に半分程度は最低食べて下さい。